チャールズ国王の戴冠を記念する特別礼拝が、スコットランドの首都エディンバラにある聖ジャイルズ大聖堂で執り行われた。国王はスコットランドの王冠を授与されたが、頭上に被せる儀式は行われなかった。この日、大聖堂の近くでは君主制に反対する人々がデモを行い、「我々の王ではない!」と叫ぶ声も聞こえた。
英スコットランドのエディンバラにある聖ジャイルズ大聖堂で現地時間5日、チャールズ国王の戴冠を記念する特別礼拝が執り行われた。
国王の戴冠式は5月6日にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われたが、今回の式典はチャールズ3世が正式にスコットランドの国家元首に就任したことを記念するものだ。
式典は同日午後1時15分、エディンバラ城の遊歩道で民衆によるパレードで始まった。行列には、あらゆる階層を反映するために選ばれた人々が参加した。
パレードは、スコットランド王立連隊の連隊マスコットであるシェトランドポニーの“クルアチャン4世”を先頭に、ロイヤル・スコッツ近衛竜騎兵連隊の4つの騎馬隊、ロバート・ゴードン連合士官候補生部隊、51旅団士官候補生軍楽隊が加わり、100名による一団が出発する様子を城の総督であるアラステア・ブルース少将が見守った。
その後、スコットランドのクラウン・ジュエル(戴冠宝器)を載せた車両がエディンバラ城を出発した。そしてチャールズ国王とカミラ王妃、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が2台の車両に分かれて乗り、