英国で70年ぶりの歴史的一大イベントとなったチャールズ国王の戴冠式を記念して、新たな公式ポートレートが公開された。現地時間12日に披露されたのは、チャールズ国王が未来の国王である息子ウィリアム皇太子と孫ジョージ王子との3世代で並ぶ姿だ。他にも国王とカミラ王妃が、戴冠式で付添人を務めた女性2人と男の子8人に囲まれる写真も公開されている。
バッキンガム宮殿の公式SNS「The Royal Family」が現地時間12日、チャールズ国王の戴冠式を記念する新たな公式ポートレートを公開した。
8日には、チャールズ国王とカミラ王妃の個別ポートレート、国王夫妻のツーショット、夫妻が10人の王室メンバーと並ぶ姿が披露されていたが、それらは戴冠式後にバッキンガム宮殿の部屋で写真家ヒューゴ・バーナード氏が撮影したものだった。
今回公開された公式ポートレートも前回と同様、戴冠式後にバーナード氏によって宮殿のスローン・ルーム(王座の間)で撮影されたという。
まず1枚目の写真は、チャールズ国王が未来の国王であるウィリアム皇太子、その息子であるジョージ王子と3人で並ぶ姿が写っている。
中央に座るチャールズ国王は戴冠された聖エドワード王冠を被り、右手には十字架の王笏を、左手には宝珠(オーブ)を持っている。肩には「ローブ・オブ・エステート」を羽織り、ローブの長いトレーンが国王の手前に流れるように置かれている。
王位継承順位1位のウィリアム皇太子は国王の右手に立ち、ウェルシュ・ガーズの軍服の上にガーター勲章が付いた“マントル”と呼ばれるローブを羽織っている。
そして国王の左隣では、王位継承順位2位であるジョージ王子が立っており、戴冠式で務めた“ページ・オブ・オナー”の衣装を着用している。金色の縁取りを施した緋色のフロックコートに黒いズボンを合わせ、両手には白い手袋をつけている。
チャールズ国王が未来の国王達と並ぶ歴史的な写真には、