米テキサス州の民家で5月23日、両親と5歳男児を含むきょうだい2人を殺害した18歳の男が逮捕された。男は「家族はカニバリズム(人間が人肉を食べること)なので、自分も食べられてしまうと思った」と供述しているという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
米テキサス州ボウイ郡ナッシュで、「男が家族に危害を加え、自殺しようとしている」という通報がナッシュ警察に入った。同警察が午前10時48分に現場に到着すると、1人の男が民家に立てこもっていることが判明した。
立てこもっていたのはこの家に住むシーザー・オラルデ(Cesar Olalde、18)で、警察に通報したのはシーザー自身だと報道されている。シーザーは立てこもったまま「家族を撃った」と主張し、警察官との間でしばし膠着状態が続いたが、警察官が説得の末にシーザーを確保、逮捕した。
警察官が室内を調べると、シーザーの両親であるルーベン・オラルデさん(Reuben Olalde)とアイーダ・ガルシア=メンドーザさん(Aida Garcia-Mendoza)、姉のリズベット・オラルデさん(Lisbet Olalde)、弟のオリバー・オラルデ君(Oliver Olalde、5)の遺体がバスルームから見つかった。家の中には複数の血痕や、銃を撃った後に落ちる使用済みの薬きょうが散らばっていたのが確認されており、シーザーは家族をそれぞれ何度も撃った後、バスルームまで引きずって移動させたとみられている。
事件当日、リズベットさんが出勤してこなかったため、