
三つ子と分かったのは妊娠12週の超音波検査だったという。さらに三つ子が一卵性だと分かったのは妊娠20週目で、ジェニーさんは診察が終わるとすぐにジェームズさんに電話をかけたそうだ。
「最初は妻の言うことが信じられなくてね。以前『僕たちが三つ子を迎えるなんて、想像できる?』と冗談で言ったことがあったから、『おかしなことを言ってるな』くらいに思っていたんだ」と明かすジェームズさん。ところがその後、ジェニーさんから赤ちゃん3人の頭を捉えた超音波検査の写真が送られてきたため、ジェームズさんは開いた口が塞がらなかったという。
ジェームズさんはその時の気持ちを「もうどうしていいのか分からずに言葉を失ったよ。涙が溢れてきて、その後は嬉しくなって、次に『これからどうやって対処していったらいいんだろう』と考えてしまった。いろんな感情が入り混じって複雑だった」と吐露した。
そんな3人が誕生し、生後6週にして自宅に迎え入れた一家だが、“一卵性”だけあって3人ともそっくりすぎて混乱しているという。
ジェームズさんは「最初の2日間は、名前が書いてある病院のリストバンドを付けていたんだ。でも今は、3つのバウンシングシートを置き、常に同じ場所に3人を寝かせている」と明かし、「もし僕たちが目を閉じている間に3人の寝ている位置が変えられたら、誰が誰なのか見分けるのは難しいだろうね」と苦笑する。
ちなみに夫妻には多胎児の家族はいないそうで、ジェームズさんは「ジェニーには宝くじを買うように勧めたよ。2億分の1の確率の三つ子だからね。僕たちはこれほど運がいいんだから、当たるまで買い続けるべきだろうね」と笑った。
画像は『WalesOnline 2023年5月14日付「One in 200 million chance triplets survive to go home」(Image: (C)James Casper / SWNS)(Image: (C)Tom Maddick / SWNS)』『The Mirror 2023年5月14日付「Couple ‘speechless’ after beating one in 200million odds by having identical triplets」(Image: James Casper / SWNS)』『Metro 2023年5月14日付「‘It’s surreal’: Couple beat one in 200 million odds by having identical triplets」(Picture: James Casper / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)