
騒ぎを聞いて駆けつけた地元テレビ局の取材で次のように述べていた。
「棺が割り当てられたスペースに入らないのは一目瞭然だった。そこで『2人分のスペースを購入したい』と申し出たところ、『それは法に違反するのでできない』と言われたよ。」
「それで我々が不満を訴えたところ、葬儀場のスタッフは『大騒ぎをするなら警察や治安警備隊を呼ぶ』と言ってきた。私たちが望んだのは、棺が普通に埋葬されることだけだったのに…。」
なお当時の映像には、墓地周辺に親族ら大勢の人が集まって苛立ちを募らせる様子が映し出されており、現場には消防隊が呼ばれたという。
こうして辺りが暗くなる中、消防隊は1時間以上かけて電動ハンマーとノミでニッチの両脇を削り、より大きなスペースを確保する作業を実施、作業が終わると現場は歓声に包まれた。
ちなみにこのニュースには、「300キロの肥満であれば、土葬すべきだったね」「ニッチのほうが安く済むからね」「棺を納めるまで1週間待てば、遺体は小さくなっただろう」「肥満を責めるべき」「葬儀の前に先に対策を取らなかった相手が悪い」「28歳で300キロの肥満で亡くなるって、なんて人生なんだ」といったコメントが寄せられている。
肥満に関するニュースでは過去に、イギリスに住む体重317キロの男性が自宅で命の危機を感じて救急車を要請し、消防隊がクレーンで吊り上げて救出されていた。
画像は『New York Post 2023年5月13日付「Family fuming after coffin for 650-pound man didn’t fit in grave」(Jam Press)』『Antena 3 2023年5月11日付「El hermano del fallecido con obesidad mórbida en Matagorda cuyo ataúd no entraba en el nicho: “Ya dijimos que no cabía”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)