2016年には北海道日本ハムファイターズで投げ、現在はメジャーリーグのトロント・ブルージェイズに所属しているアンソニー・バス投手(Anthony Bass、35/日本での登録名はアンソニー・バース)のSNSが大炎上している。妻が幼い娘2人と飛行機に搭乗していた際、客室乗務員から子どもの食べこぼしを片付けるように強要されたとして「Are you kidding me?!?!(冗談だろ?!?!)」とTwitterで不満を漏らしたところ、瞬く間にネット上で親の責任や子育てについての大論争が巻き起こった。米ニュースメディア『Insider』『CBS New York』などが伝えている。
アンソニー・バス投手が現地時間16日、娘のブレアちゃん(Blaire、2)とブルックリン・レイちゃん(Brooklyn Rae、5)が機内で座席に座っている写真をTwitterに投稿し、以下のように綴った。
「ユナイテッド航空のフライトアテンダントは、5歳と2歳の子を連れて旅行中の妊娠22週の妻に、手と膝をついて末娘が床に落としたポップコーンを拾うように言ったんだ。冗談だろ?!?!」
写真では、ブレアちゃんが座っている通路側の席の床と後ろの乗客の足元にポップコーンが散らばっている様子が分かり、通路にも少し転がっている。この投稿を見たフォロワーの多くは、彼を支持するどころか、彼とその妻シドニー・レイ・バスさん(Sydney Rae Bass、31)の子どもたちへの対応を批判した。
“P wentink”というハンドルネームの人物が「気になるのは、2歳児が散らかしたゴミは誰が片付けるべきかってこと。3人の子供を持つ親として、私は親の自分に責任があると思うけど」とコメントすると、バス投手は「航空会社が雇っている清掃員だよ!」とすかさず反論。これが火に油を注ぐことになり、続く7,000件以上のリプライで親としての心構えやしつけに関する議論が巻き起こった。
「つまり彼は、空港に到着するまでポップコーンはそのままにしておけばいいと言うんだね?」
「清掃クルーは最低賃金で働き、乗客が降りて次の搭乗までの5~10分間で完了させないといけないんだ。思いやりをもって、自分の役割を果たそう。」
「君は市に雇われた清掃員がいるからって、ゴミを道ばたに投げ捨てるのか?」
「Wow!! つまり自分の子どもが機内で散らかしても、清掃員がきれいにするべきだって考えているのかい。なんて父親なんだ、他人をいかに酷く扱うか子どもに教えるとは。」
「あなたの子は自分で後片付けができる年齢よ。奥さんは、散らかしたら拾いなさいって、ちゃんと子どもたちに説明できたはず。それが子育ての基本というものよ。」
また「小さな子どもにポップコーンを買い与えるのがそもそも間違っている」という声に対して、バス投手は「ポップコーンは航空会社から提供された」と説明しているが、それでも「親はどうあるべきか学んでください。そうすれば礼儀正しい大人を育てることができますよ。一度に少量ずつトレイに載せて、ゆっくり食べることを教えるか、それとも怠けて袋ごと与えるか。簡単なことでしょ?」とフォロワーは手厳しい。
なかには、今年のメジャーリーグが開幕してから成績が振るわないバス投手に対して「ブルージェイズに雇われて投手をしているのに、君は自分の仕事すらまだしていないじゃないか」と皮肉交じりにコメントするファンもいた。Twitterではこの日、