
熱切断機のようなもので煙を上げながらアリさんの角を焼き切ろうとする様子が捉えられている。
ところがその後、アリさんは体調を崩してしまい、角の切除から3日後の2017年7月30日に死亡した。アリさんの家族によると、医療技術を持たない人物によって角を切除されたことで、アリさんは老齢による健康の悪化が急激に進み亡くなってしまったそうだ。家族は「角の切除によって死期を早めてしまった」と主張している。
『Aden al-Ghad』は死亡時のアリさんについて推定140歳だったことを伝えており、70人以上の孫がいたそうだ。また英ニュースメディア『The Mirror』では、アリさんはきちんとした診断を受けていなかったが、彼の角は手足の爪や髪の毛を構成するケラチン(タンパク質)が硬化し角のように盛り上がる“皮角”だったのではないかと指摘している。
ちなみにインドでも2019年、頭頂部に角のような1本の“皮角”を持つ当時74歳の男性が注目を集めた。男性は時々理髪店で角をカットしてもらっていたが、そのうち理容師の手に負えなくなるほど角が成長したため、病院で除去手術を受けていた。男性は医療手術により順調に回復したという。
画像は『The Mirror 2023年3月15日付「‘World’s oldest man’ dies ‘aged 140’ after surgery to remove horn-like growths on head」(Image: CEN)』『The Sun 2023年3月15日付「‘GOAT MAN’ DEAD ‘World’s oldest man’ with two horn-like growths on his head dies ‘aged 140’ days after botched operation to cut them off」(Credit: CEN)』『BBC Arabic 2023年3月15日付「”ذو القرنين” ما قصة وفاة معمر يمني بعد بتر قرونه؟」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)