犬は人間でいうと2~3歳程度の知能を持ち合わせていると言われるが、アメリカで火事から1歳女児の命を救った犬はそれ以上の知能を持ち合わせていたようだ。この犬の取った行動により、燃え盛る家の中に取り残された女児を消防士が発見したという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
米ミシガン州デトロイト市で現地時間2月21日午後4時15分頃に、同市内のベネトゥー通りにある複数の世帯が住む民家で火災が発生した。この火事で2階に住んでいたジャネット・ケリーさん(Janet Kelley、40)家族も被害に遭ったが、家族の愛犬“ブルー(Blue、3)”がジャネットさんの娘を炎から救うこととなった。
ジャネットさんはこの家で婚約者ダクアン・デイヴィスさん(Daquan Davis、28)や4人の子供と一緒に暮らしており、火災発生当時、ジャネットさんとダクアンさんは2人の子供を連れて買い物に出かけていた。自宅には長女ゾーイちゃん(Zoey、9)と末っ子のシャンタルちゃん(Chantal、1)、そして2人の子守をしていたダクアンさんの兄弟が残っていたという。
すると階下から黒い煙が立ち込めて炎が上がってきたのだ。どうやら階下に住む別の家族の子供たちがライターで遊んでいるうちにベッドのマットレスに火をつけてしまったらしく、火は瞬く間に燃え広がり、あっという間に3人がいる2階にまで迫ってきた。
ダクアンさんの兄弟はまずゾーイちゃんとブルーを外へ連れ出したが、ブルーは再び燃え盛る家の中へ走って戻っていったという。ブルーの身を案じた消防士がブルーを家の中まで追いかけていったところ、