今月5日、真っ白な体毛に覆われた複数のカンガルーを捉えた写真がFacebookに投稿され驚きの声が集まった。このカンガルー達は個人が運営する広い自然保護区内に生息しており、野生と同じような環境で生活しているという。最初にアルビノのカンガルーを3頭保護したことから始まり、のちに繁殖して少しずつ数が増えていると、米メディア『New York Post』などが伝えている。
話題のカンガルー達は、豪ビクトリア州南部モーニントン半島ボネオにある「Panorama Wildlife Sanctuary and Secret Gardens」で撮影された。個人で自然保護区を運営しているアンマリー・ヴァン・ローイさん(Annemaree Van Rooy)は「ここが私の家で、私が暮らしている場所です。私は動物と彼らの福祉に情熱を持っており、保護区の運営を始めました。常に助けを必要としている動物がいないか目を光らせていますよ」と運営を始めた経緯を語った。
動物に対し情熱を持つアンマリーさんは2012年、飼育下で小さな檻に入れられた3頭の白いカンガルーと出会い保護することになった。パートナーのミック・スミスさん(Mick Smith)と共に白いカンガルー達を見守っていると、同保護区にいた通常の毛色をしたオオカンガルー(Eastern grey kangaroo)と白いカンガルーが交尾をし、2020年に初めて白い赤ちゃんカンガルーが誕生した。それから少しずつ数が増え始め、