イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子夫妻への退去通知は「亡き女王の努力を台無しにした」 王室専門家が国王の決断を批判

「しかしある面では、痛烈な批判が起きるのも理解できます」と指摘。その理由について次のように説明した。

「ヘンリー王子は自分の家族とかつて所属していた組織に対して、言葉の手榴弾を投げつけたばかりです。しかし彼は外部にいる弱者の立場として痛みを感じ、阻害されたと感じていたのです。」

そして「寛大で自信に満ちた王政であれば、嵐を乗り越えることができたでしょう。戴冠式を間近に控えた国王には、もっと大きな獲物があるのです」と述べた後、チャールズ国王の決断を痛烈に批判したのだ。

「国王は、エリザベス女王が贈ったフロッグモア・コテージからヘンリー王子夫妻を追放しようとしている。このことは、女王の和解的なスタイルに国王が真っ向から対立することになるのです。」

さらに国王がコテージをアンドルー王子に引き渡すと提案したことについても、ダンロップ氏はこのように非難した。

「(国王は)サセックス家とアンドルー王子の問題を混同してしまった。アンドルー王子にフロッグモア・コテージへ引っ越して、より大きな邸宅であるロイヤル・ロッジを手放すように求めたのです。これは大きな間違いです。これに対する世論は酷いものです。」

そして「亡き女王はヘンリー王子を(英国に)引き留めようと懸命に努力しました。フロッグモア・コテージはそのパッケージの一部で、アンドルー王子に対しても同様に寛容でした」と言い、こう続けた。

「国王は自分の治世に権威をつけようとするあまり、女王の努力を台無しにしてしまった。ヘンリー王子とアンドルー王子の別々の問題をフロッグモア・コテージに結び付けることで、葛藤する息子夫婦よりも不名誉な弟を大切にしているように見えるのです。」

ダンロップ氏は、英国民の多くが国王の決断を支持するだろうと憶測するも「国際的にはこの行動によって、2023年の英国最大の国家式典である戴冠式の招待状が出される数週間前に王政を衰退させることになるでしょう」との見解を示した。

ヘンリー王子夫妻、戴冠式の出席は見送りか(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2020年1月8日付Instagram「After many months of reflection and internal discussions,」』のスクリーンショット)

そのため今年5月に開催される戴冠式について「アンドルー王子の姿を見ることはできるが、ヘンリー王子夫妻はその場にいない。そんなイベントになるでしょう」と皮肉めいた言葉を加えた。

画像は『Clarence House 2022年6月30日付Instagram「On his second day in Holyrood,」』『The Duke and Duchess of Sussex 2020年1月8日付Instagram「After many months of reflection and internal discussions,」』『Tessa Dunlop 2022年9月13日付Instagram「Forwent lunch to talk about the significance of ‘crown forces’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

国王の決断に懸念を示した王室専門家テッサ・ダンロップ氏(画像は『Tessa Dunlop 2022年9月13日付Instagram「Forwent lunch to talk about the significance of ‘crown forces’」』のスクリーンショット)

1 2