海外発!Breaking News

writer : hanako

【海外発!Breaking News】生後間もなく肝疾患が見つかった女児、臓器提供してくれた女性と対面を果たす(米)

昨年11月、アメリカで暮らす生後7か月の女児が生体肝移植手術を受けた。生後まもなく「胆道閉鎖症」と診断され、医師から肝臓移植が必要だと告げられた女児は、匿名ドナーの協力により一命を取り留めることができたという。そして手術から3か月が過ぎた今年2月、女児は命の恩人であるドナーと初めて対面した。米メディア『Good Morning America』が伝えた。

米オハイオ州で暮らすトリシア・テラオ=マーフィーさん(Tricia Terao-Murphy)は昨年3月17日、娘のエマちゃん(Emma)を出産した。

出生時は健康そうに見えたエマちゃんだったが、それからほどなくして胆道閉鎖症を抱えていることが判明した。

胆道閉鎖症とは肝臓で作られる胆汁の通り道である胆管が閉塞または消失してしまう疾患で、生後間もない赤ちゃんに発症するという。

この病気の原因は不明だが、胆汁を排泄できずに肝臓内に溜まってしまうと黄疸を引き起こし、放っておくと肝臓の組織が破壊され「胆汁性肝硬変」に進行し、最終的には死に至るため早期の治療が必要だ。

トリシアさんはエマちゃんの病気が発覚した時のことをこう振り返った。

「エマが生まれた時、健康上の問題はなく全てが順調でした。でもある日、少し黄疸が出ているように見えたのと、体重があまり増えていないことが気になったんです。娘の肌が黄色く見えるのは家の照明のせいなのか、または私が心配しすぎなのか…それを確認するため私たちはエマを救急外来に連れて行くことにしました。そして診察を受けたところ、残念ながら良い結果ではなかったのです。」

その後、医師から肝臓移植が必要だと告げられたエマちゃんは昨年11月、

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