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writer : ac

【海外発!Breaking News】高校の銃撃事件を取材中の女性リポーター、生中継中に同校に通う息子を見つけて抱きしめる(米)<動画あり>

ニュースアンカーのサンドラ・スミスさん(Sandra Smith)に「必要ならいったん席を外しても大丈夫よ」と優しく声をかけてもらっているが、泣きそうになりながらも「オッケー、オッケー」と自分に言い聞かせるように呟き、最後までリポートを続けた。

アリーシャさんは、息子と姪がイースト高校に在籍しており、姪は学校の戸棚の中に隠れながら母親(アリーシャさんの姉妹)に事件についてメールで連絡していたそうで「現場に駆けつける前、息子からのテキストメッセージと姪からの情報で2人の安全を確認していたの」と明かすと、このように続けた。

「事件発生時、私は机に向かって他のニュースに取り組んでいたわ。すると息子が、警察や救急車がやってきたこと、生徒たちは集会室にいること、集会室のドアの前には警察官が立ち安全を確保していることなどを知らせてきたのよ。」

『Inside Edition』によると、生徒全員が集会室から解放されたのは事件発生から4時間後だったという。また犯人のオースティンはその日の夜、学校から約80キロ(50マイル)離れた山中で遺体で発見されており、銃を放って自殺したとみられている。一方で銃撃された職員の1人は重体で現在も入院中、もう1人は治療を受けてすでに退院しているそうだ。

なおデンバー教育委員会は2020年6月、警察官による黒人男性ジョージ・フロイドさんの殺害事件をきっかけに、武装した警察官や警備員を学校に配備することを禁止し、イースト高校では過去に問題を起こしたことがある特定の生徒に対し、毎日身体検査を行っていた。しかし事件の翌日、同教育委員会は2022~2023年度が修了するまでの間、この措置を撤回する決議を採択している。

『Inside Edition』では、アメリカの学校での銃撃事件は3月24日までに少なくとも12件発生、16人が死傷していると伝えており、27日のテネシー州の小学校の事件を含めると死傷者は20人を超えることになる。

ちなみに今回のニュースには、次のようなコメントが寄せられた。

「リポーターの女性がどんな気持ちであの現場に立っていたか。それを思うだけで泣けてくる。」
「息子をハグするのに謝る必要はないと思う。私だったらあんなに冷静に仕事をすることはできないわ。」
「真のプロ。彼女はヒーローだね。」
「生徒が無事で良かった。撃たれた2人の職員の回復を祈っている。」
「なぜ生徒の母親を現場に行かせたのだろう。」
「いや、彼女は行きたかったのではないかな? 息子の近くにいたかったのよ。」
「母というのは本当に特別なもの。私は母のことを毎日のように恋しく思うわ。」
「心を揺さぶられたよ。彼女の気持ちが痛いほど分かる。」
「なぜこれだけアメリカで銃撃事件が起きているのに、銃の規制をしないのか…。」

画像は『FOX 32 Chicago 2023年3月23日公開 YouTube「Reporter covering Denver school shooting reunited with student son in viral moment」』のサムネイル、『FOX 32 Chicago 2023年3月23日付「Reporter covering Denver school shooting reunited with student son in viral moment」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

息子にハグした後、感情を必死に抑えて「本当にごめんなさい。でも我が子が通り過ぎるのをただ見ていることなんてできなかったのよ」と述べ、声を震わせながら仕事を続けたアリーシャさん(画像は『FOX 32 Chicago 2023年3月23日付「Reporter covering Denver school shooting reunited with student son in viral moment」』のスクリーンショット)

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