このほどアメリカで、セメントで地面の上に固められ身動きできずにいた犬が保護された。瀕死状態だった犬は獣医のもとに運ばれたが、現在は無事に回復しているという。米メディア『New York Post』などが伝えている。

今月23日、米フロリダ州パームビーチ郡ボカラトン市にある動物保護団体「Tri-County Humane」がFacebookに公開したある犬の写真が多くの人に衝撃を与えている。犬は同市内のヤマト・ロードの歩道で固まったセメントの上で身動きが取れない状態だったという。そして投稿にはこのように綴られていた。

「この犬はセメントで地面に固定されていました。この犬はヤマト・ロードの歩道で完全に身動きができない状態で何日もそこにいたようです。この子はここで死にゆくままの状態で放置されたのです。」

「この子からは耐えられないほどの臭いがしました。一晩でここまでにはならないはずです。この状態がどれだけ続いていたのでしょう？　この子にはどれくらいの時間に感じられたことでしょう？　私たちはこの子を救うのに間に合ったのでしょうか？」

どうやら犬は横たわった状態でセメントによって地面に固定され、身動きが取れずにいたようだ。犬は通行人によって発見され、連絡を受けたTri-County Humaneのスタッフが1時間ほどかけて犬をセメントから解放した。

犬はペキニーズのミックスで10歳ほどのオスと見られ、