
イゴールのクリニックで受けた鼻翼縮小術が原因だということは明らかだった。
また地元の法律によると、鼻翼縮小術を行うことを許可されている医師のリストの中には、審美などの処置を行う歯科医は含まれていないとのことだ。そのためエリールマさんはイゴールが違法な手術を行ったとして起訴したのだ。そんな中でエリールマさんは元の鼻を取り戻すべくこれまでに13回もの手術を受けており、メディアのインタビューに応じてこのように語っている。
「まだ他に手術が必要ですが、いつ受けられるか分からないんです。でも今後手術を受けるにしてもまだ怖くてたまりません。」
「今、私の人生は止まったままのようです。私は自分の顔が恥ずかしくてマスクをしていますが、みんながジロジロ見てくるんです。それに外食しなければならない時はいつも車の中で食べて、他には何もする気になれないのです。」
一方で起訴されたイゴールは、エリールマさんの鼻が壊死したのは手術のせいではなく彼女が以前から健康に問題を抱えていたせいだと主張し、このように述べている。
「私は2014年から口腔顔面の美容に携わってきました。ゴイアス州では先駆者の1人とも言えるでしょう。これまでも常に患者に対して多くの愛情とケア、そして献身的な治療を施し、みなさんの自尊心を向上させることに大きく貢献してきました。」
「エリールマさんの手術は成功しており、彼女はその結果に満足してクリニックを後にしたんですよ。問題は手術後の合併症にあって、彼女の健康上の問題が局所的な壊死を引き起こしてしまったのです。」
イゴールはクリニックの手術が原因とは認めない姿勢のようだ。エリールマさんは現在、苦痛を受けた代償として4万2000ブラジルレアル(107万7400円)の賠償金でイゴールを訴えており、未だ鼻の一部が無い状態の上に呼吸がしづらいため、鼻腔拡張器を装着しているという。
画像は『The Mirror 2023年1月25日付「Woman forced to wear mask after dentist disfigures her face in botched illegal nose job」(Image: Newsflash)(Image: CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)