イギリス在住のある母親と父親が2020年、障がいを持つ娘をほぼ軟禁状態にした挙句、死に至らしめてしまった。娘の死は極度の肥満が原因だったが、娘の健康管理を怠ったとして両親が起訴されていた。『The Mirror』『Metro』などが伝えている。
英ウェールズのニュータウンで2020年10月10日の午前8時12分、当時16歳だったケイリア・ティットフォードさん(Kaylea Titford)が自宅のベッドで死亡していることが確認された。ケイリアさんは両親と3人で暮らしていたが、母親のサラ・ロイド=ジョーンズ(Sarah Lloyd-Jones、39)と父親のアルン・ティットフォード(Alun Titford、44)は二分脊椎と水頭症の障がいがあるケイリアさんに対して、ケアする義務を怠ったとして起訴されていた。
ケイリアさんの死因は、極度の肥満と先天性の二分脊椎に起因する合併症により感染症を引き起こしたことによるものと特定された。当時、ベッドに横たわり息をしていないケイリアさんに気づいたサラは緊急通報したものの、駆けつけた救急隊員によってその場で死亡が確認された。
ケイリアさんは死亡当時、体重が146キロでBMI(肥満指数)の数値が70もあったことから、両親は健康面で配慮していなかったとみられている。そのため母親のサラと父親のアルンは、ケイリアさんを病的なまでに肥満にさせて死に至らしめたとして起訴された。
昨年12月20日付の『The Mirror』によると、サラは障がいを持つケイリアさんに対するケアする義務を怠り、