どんな仕事であっても初出勤は緊張するだろうが、サービス業で客に迷惑をかけてしまうようなミスだけは避けたいものだ。このほど離陸前の航空機の緊急脱出用シューターが作動し、飛行機の遅延や混乱をもたらした。『NZ Herald』などのメディアによると、これを作動させたのは男性客室乗務員で、この日が初めての勤務だったという。
英ロンドン・ヒースロー空港からナイジェリアの都市ラゴスにあるムルタラ・モハンマド国際空港への飛行を予定していた英航空会社「ブリティッシュ・エアウェイズ」75便で現地時間13日、緊急脱出用シューターが作動するというトラブルが発生した。
ボーイング777-200型機は当時、ターミナル5から牽引車(トーイングカー)にて滑走路まで押し出す“プッシュバック”の作業中で、午前10時10分の離陸を予定していた。ところが移動中にもかかわらず、男性客室乗務員が誤って非常用脱出ドアを開けてしまい、中に格納されている脱出用シューターが飛び出してしまったという。
この騒動にいち早く反応したのが、ロンドンをベースに活躍する航空データアナリストのM・ズルカルナイン・B氏(M Zulqarnain B)で、脱出用シューターが飛び出した同機の写真をTwitterに投稿、消防車や警察車両が駆けつけて対応に当たっていることを伝えた。
同機の乗客は降機を余儀なくされており、