
襲われた後の娘の様子についてこう語った。
「娘のズボンや脚には血が付いており、私は傷を確かめるためにズボンを脱がせました。すると左脚にたくさんの傷があり、その一つはかなり深かったのです。それで私たちは救急治療室へと車を走らせ、娘は傷の手当てを受け、狂犬病の注射を打ってもらいました。コヨーテにうつ伏せのまま引きずられた娘の顔には、少しだけ青あざができていました。」
女児は快方に向かっているものの外に出ることを怖がっているそうで、シーラさんは「この辺ではコヨーテはよく見かけます。でも普通は逃げていってしまうのですがね…」とショックを隠せない。
コヨーテが大人を襲うことは滅多になく、被害者のほとんどは5歳未満の子供だというが、カリフォルニア州魚類野生生物局(CDFW)のスポークスマンは「今回の襲撃の前にもこの近辺では攻撃的なコヨーテの目撃情報が数件寄せられていました」と明かし、このように述べた。
「スタッフは現場付近を監視し、女児を襲ったコヨーテを探しています。もしコヨーテの目撃情報があれば、ダート(矢)銃で捕獲できるよう待機しているのです。その一方で、女児の衣服からコヨーテのDNAサンプルを検出する作業も行われています。」
なお女児を襲ったコヨーテが見つかれば安楽死されるとのことで、アリエルさんは「娘が襲われた日の夜にもコヨーテが前庭に現れ、追い払ったのです」と明かし、「今後、他の子が被害に遭わないためにも、市が何らかの対策をしてくれるよう願っています」と語っている。
ちなみにこのニュースには「父親が近くにいて良かった」「これは怖い」「コヨーテに餌をあげないことだね」「こんなことがあるとペットも小さな子供も目が離せない」「私はニューヨークに住んでいるけど、ここでもコヨーテを見かける。あのコヨーテは父親が近づいても、あまり動揺していないように見えた。もう一度襲うつもりだったのかも」「人間に慣れていて怖い」「早い回復を祈っている」といったコメントが寄せられている。
カリフォルニア州では4月末にも、ハンティントンビーチの砂浜で遊んでいた2歳女児がコヨーテに襲われて重傷を負っていた。警察はその後、現場近くにいた2匹のコヨーテを捕獲、そのうちの1匹のDNAが女児を襲ったものと一致していた。また6月にもオレンジ郡ファウンテン・バレーの公園で2歳女児が襲われており、病院で手当てを受けていた。
画像は『New York Post 2022年12月4日付「Coyote attacks toddler in front of horrified dad outside Los Angeles home」(KTLA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)