インド西部マハーラーシュトラ州ムンバイ郊外のアーリー・コロニーで9月29日午後8時前、55歳の女性が自宅前でヒョウに襲われた。ヒョウは女性の背後から近づいており、襲撃の様子は監視カメラが捉えていた。
自宅前のポーチで座っているところを襲われたのはニルマラデビ・シンさん(Nirmaladevi Singh、55)で、歩行を補助するための多脚杖をそばに置いたまままったりとしていた。
当時の監視カメラの映像では、後方の庭の茂みから2つの光る眼がゆっくりと近づいてくるのが分かり、ニルマラデビさんはヒョウがあと1メートルほどまで迫ったところで気配を感じ、振り向いている。
その後、杖を持って立ち上がろうとするニルマラデビさんだったが、素早いヒョウの攻撃に背中から倒れこんでしまい劣勢に陥った。しかし握った杖は離さず、なおも襲いかかろうとするヒョウに反撃を開始。地面に転がりながらもヒョウを突き放そうと必死で杖を振り回した。
こうして何度か頭を叩かれたヒョウはしばらく様子をうかがっていたが、杖を持って態勢を立て直したニルマラデビさんを見ると「もうやってられない」とばかりにその場を後にした。
ニルマラデビさんは顔、肘、背中、脚などに傷を負ったものの、