今月11日、スーパーマーケット配達車のエンジンルームからカワウソの赤ちゃんが見つかったというニュースがイギリスより届いた。鳥に襲われていたカワウソは自分の身を守るためエンジンルームに逃げ込んだとみられており、ドライバーが車を走らせる前に気付いたおかげで救出された。前日には月齢の近いカワウソが見つかっており、きょうだいとみられるこの2匹は無事に再会を果たしたという。『Suffolk News』などが伝えている。
英サフォーク州イプスウィッチ、コプドッグにあるスーパーマーケット「Tesco Extra」の駐車場で、配達ドライバーがカワウソの赤ちゃんを発見した。このカワウソは巣穴から出てきたところを鳥に襲われていたそうで、近くにあった配達車の下に逃げていった。
ドライバーはカワウソを轢いてしまわないよう車を発進させる前に発見したかったが、車の下に潜り込んだはずのカワウソは見つからなかった。しかし鳴き声がしたのでそれを頼りに探してみると、車のボンネットの中から聞こえることが判明した。
ドライバーはすぐに英国動物虐待防止協会(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals、以下RSPCA)に連絡し、助けを求めた。現場に到着したRSPCAの検査官であるキャロライン・リチャードソンさん(Caroline Richardson)がボンネットを開けると、エンジンルームの奥に身を潜めていたカワウソを発見。引っ張り出せるような場所ではなかったので、キャロラインさんはエサを使ってカワウソを誘い出す作戦に出たがなかなか上手くいかず、