オーストラリアの航空会社「カンタス航空」の飛行機に搭乗した乗客が先月22日、機内から捉えた写真をTwitterに投稿したところ物議を醸した。写真には、何か所もダクトテープのようなもので補強された飛行機の片翼が写っていた。投稿者は「修理費をかけないで利益ばかり見ている」と航空会社を非難したが、実はこのテープは翼を補強する正規の方法だった。『New York Post』などが伝えている。
オーストラリア出身のオペラ歌手デイヴィッド・ウェイクハムさん(David Wakeham)は先月22日、搭乗した飛行機の窓から見えた景色を撮影し、その写真を自身のTwitterに投稿した。カンタス航空が運航する飛行機に乗っていたデイヴィッドさんが撮影した写真には飛行機の片翼が写っており、表面には何か所もダクトテープのようなものが貼り付けられていた。
デイヴィッドさんは「お気に入りの航空会社を選ぶ時は賢い選択をしましょう。カンタス航空は安全性よりも利益を取ったようです」と言葉を添えており、カンタス航空が機体の修理費用を削っているのではないかと疑問を抱いていた。これには多くの人が同じように感じたようで、この写真はFacebookなど他のSNSでも瞬く間に拡散され、大きな話題を呼んだ。
しかしロイヤルメルボルン工科大学とABCニュースが共同でファクトチェックを行い、ニュースの事実確認や誤報についての最新情報をまとめた週刊ニュースレター「チェックメイト(CheckMate)」によると、