体重が最大95キロ超だったイギリス在住の女性が、わずか1年で約38キロの減量に成功した。実は7年前にも大幅な減量に成功した女性はボディビルのトレーニングに打ち込んでいたが、2020年のロックダウン期間中に不安とストレスから暴飲暴食を繰り返したことでリバウンドしてしまったという。そして昨年10月、体型を戻すことを決意し再びトレーニングに励んだ結果、先月に開催されたボディビル大会で優勝を飾った。「人生の中で今がいちばん幸せです」と語った女性のストーリーを『The Sun』『Liverpool Echo』などが伝えている。
英サウスウェールズ州ニューポートに暮らすステイシリー・リチャーズさん(Staceylee Richards、38)は、わずか1年で体重15ストーン(約95.2キロ)から9ストーン(約57キロ)への減量に成功した。
実はステイシリーさん、7年前にも体重15ストーンから10.5ストーン(約66.7キロ)へ大幅なダイエットに成功したが、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン期間中にリバウンドしてしまったという。
ステイシリーさんはこのように振り返っている。
「私は食べることが大好きで、常に食べ物のことを考えていました。幼い頃から私は友達より体が大きくて、11歳の時には12号サイズのスカートをはいて学校に行っていたんです。他の子と自分を比較しては落ち込んで食べていたので、その後もどんどん体は大きくなる一方でした。気持ちの浮き沈みがある時に何か食べると元気になれますが、あとになって罪悪感に襲われるのです。」
「銀行で働いていた時は誘惑がたくさんあって大変でした。誰かの誕生日にはケーキ、長時間の会議ではビスケットやコーヒーなど…でも一番は近くにあった『Greggs(イギリスのベーカリーチェーン店)』でした。私はランチタイムになると毎日のようにステーキベイク(ステーキパイ)、ソーセージとビーンズのチーズメルト、ハムとチーズのバゲット、ジャムドーナツなどを食べていましたから。今考えると気持ち悪いですが、それが普通でした。」
彼女の不安定な食生活は20代まで続き、流行のダイエットを試しては暴飲暴食を繰り返す日々を送っていたそうだ。
そんなステイシリーさんは2014年3月、健康的な食事をしながらダイエットを支援する組織「Slimming World」に参加し、わずか1年で服のサイズが18号から8サイズもダウンするほどの減量に成功した。
しかしその後も不健康な食生活を続けていたそうで、