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writer : h-r

【海外発!Breaking News】公園の噴水で遊ぶワニ、その正体は飼い主を慰めるセラピーアニマル!(米)<動画あり>

ウォーリーは決して人間を噛もうとはしなかった。「ウォーリーは、私が過去30年間に扱ったどのワニとも全く異なり、怒りや攻撃性を示すことはなかった」とヘニーさんは明かす。またウォーリーは肉よりもチーズポップコーンに興味があるそうで、ヘニーさんは「ウォーリーは好奇心旺盛な子犬のように、家中どこにでもついてくるんですよ」と語っている。

しかしワニは人間を襲う危険な肉食動物である。2022年7月18日付の『BFM TV』が伝えたところによると、フロリダ州では1948年から2021年の間にワニによる襲撃が442件発生し、26人が死亡しているという。

だがヘニーさんは、ウォーリーについて「私が知っている中で唯一噛むことを拒否するワニです!」と断言する。ウォーリーは完全に飼いならされたワニで、夜にはベッドに躊躇なく上がり「枕や毛布まで盗んでいく」そうだ。

現在のウォーリーは体長180センチ以上あるが、このワニに親しみを感じているのはヘニーさんだけではない。ウォーリーと一緒に歩いていると、通行人の中には他のペットと同じように迷わずウォーリーに近づき、抱きしめてくれる人もいるほどだという。

ヘニーさんは「ウォーリーと一緒にいると安心する」と話しているが、ウォーリーをセラピーアニマルとして申請したのは、自身がうつ病になった時だった。2017年にヘニーさんは複数の家族を亡くしてしまった。心の支えを必要としていたヘニーさんは、ワニのウォーリーにそれを見出したのだ。ウォーリーがそばにいることで、なんとか笑顔になることができたという。その後は前立腺がんを患ったヘニーさんだが、ウォーリーにずいぶん助けられたそうだ。

主治医はウォーリーがヘニーさんの精神的な支えになっていることを知り、ワニをセラピーアニマルとして登録することを提案した。ヘニーさんが提示したセラピーアニマルの登録証によると、ウォーリーは2018年にアメリカのセラピーアニマルの登録を行う団体「US Service Animals」によって正式に資格を与えられた。

飼い主のヘニーさんとウォーリー(画像は『Wally Gator 2022年5月6日付Instagram「When life hands you lemons」』のスクリーンショット)

セラピーアニマルについての情報を提供しているサイト『Animal de soutien』では「セラピーアニマルとは、飼い主を慰める存在です。ADHD(注意欠陥・多動性障害)、うつ病、不安障害など精神的な問題を抱えた人のニーズに応えることができます。人を落ち着かす、社会的な関係を助ける、安らぎをもたらす、エネルギーを循環させるのを助けるなど様々な効果があります」と説明している。

なお『New York Post』によると、ワニのウォーリーはアメリカで開催中のペットの人気コンテスト「America’s Favorite Pet Animal Kingdom」のオンライン投票でチンチラ、犬、ムスタング馬をおさえて、現在首位に立っているという。

@wallythealligator Wally loved spending the day in Love Park, Philadelphia !!#WallyGatorESA ♬ Good Time – Owl City & Carly Rae Jepsen

画像は『WallytheAlligator 2022年8月27日付TikTok「Wally loved spending the day in Love Park, Philadelphia !!」』『Wally Gator 2022年5月6日付Instagram「When life hands you lemons」、2022年7月1日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

ペットの人気コンテストで現在首位のウォーリー(画像は『Wally Gator 2022年7月1日付Instagram』のスクリーンショット)

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