今月2日の朝、アメリカ・サウスカロライナ州で、アリゲーターが玄関のベルを鳴らそうとする珍しい瞬間がキャッチされた。『abcnews4.com』などが伝えている。
礼儀正しいアリゲーターの訪問を受けたのは、サウスカロライナ州南方にあるモンクスコーナーの閑静な住宅街。映像は近所に住む娘の家に遊びに来ていたゲイリー・ロジャースさんが、犬の散歩をしていた時に偶然捉えたものである。
野生のアリゲーターを間近で見たのは初めてというロジャースさんは、地元メディアのインタビューに「この家のフェンスの向こう側にはプールがあってね。アリゲーターはそのプールに入りたかったみたい。しばらくうろうろしていたけど、突然玄関の壁をよじ登ったんだ。まるで玄関のベルを鳴らそうとしているようだったよ」と話す。アリゲーターは1時間ほど付近を散策すると、集まってきた人たちに攻撃的な態度を見せることもなく近くの森へと帰っていったという。
アリゲーターの体長は180センチ以上あったといい、家主であるジェイミー・ベイリーさんは「はじめは冗談かと思ったわ。でも玄関のドアやドアノブも傷だらけ。アリゲーターがゲストなんて、本当にビックリよ」と語っている。アリゲーターが実際にベルを鳴らしたかどうかは不明だが、ベイリーさんは「家の庭に“アリゲーターが通ります”というサインを掲げなくちゃ」と笑いながら答えた。
アリゲーターはクロコダイルに比べると温和な性格と言われるが、暖かくなると活動が活発になり水からあがってくることもたびたびあるという。この近所では過去にも何度かアリゲーターが目撃されているが、玄関ベルを鳴らそうとしたアリゲーターはかつて見たことがなかったそうだ。
出典:http://abcnews4.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)