振り払おうと格闘するシェリーさんに何度か地面に叩きつけられ、蹴とばされている。
それでもキツネは異様なほど執拗に攻撃、親指と人差し指の間に食いつくと離さなかったそうで、シェリーさんはくるくると回りながらキツネを振り回して投げ飛ばし、回し蹴りを食らわせた。
キツネはその後、近所の男性が長い棒を持って現れたのを見て逃げていったが、シェリーさんの体の傷は16か所にも及び、すぐに病院で狂犬病のワクチン接種を含む治療を受けた。
シェリーさんは「3~4度目の攻撃を受けた時、『このキツネは狂犬病なのでは?』と頭をよぎった」と口にしており、後に捕獲されたキツネはコーネル大学の調査の結果、狂犬病であることが正式に判明したという。ただ幸いなことに、シェリーさんに症状は出ていないようだ。
なお今回の恐怖の体験についてシェリーさんは、最後にこのように述べている。
「キツネは美しい動物で、傷つけるつもりはありませんでしたが、あの状況では戦うしかありませんでした。キツネの攻撃が止むことはないのでは? と思っていたので、私の叫び声を聞いて助けに来てくれた男性には心から感謝しています。」
画像は『Inside Edition 2022年8月27日公開 YouTube「Rabies-Infected Fox Attacks Woman」』のサムネイル、『Fox News 2022年8月25日付「New York woman fights off rabid fox in her front yard, thought she would be ‘eaten alive’」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)