今月5日、自宅プールで泳いでいたアメリカ在住の女性がてんかん発作に襲われた。女性は苦しみながらも必死に声をあげると近くにいた10歳の息子が異変に気付き、すぐさまプールに飛び込んで溺れかけていた母親を救った。救助の瞬間は自宅の防犯カメラに映っており、「息子が私の命を救ってくれました」と女性がFacebookに動画を公開すると、「男の子は怖かったに違いない。よく頑張ったよ」など称賛の声が届いている。『Fox News』などが伝えた。
米オクラホマ州在住のローリー・キーニーさん(Lori Keeney)は今月5日に自宅の裏庭にあるプールで泳いでいたのだが、突然てんかん発作に襲われた。当時の様子を設置していた防犯カメラが捉えており、画面右端で見切れてしまっているがローリーさんが何度も仰向けになったり起き上がったりしている様子が映っている。この時点ですでに発作が起こっていたようで、体が言うことをきかないながらもローリーさんは必死に声をあげて助けを求めた。
ローリーさんの声を聞いてすぐさま行動を起こしたのは、息子のギャビン・キーニー君(Gavin Keeney、10)だった。裏庭にいたギャビン君はすぐに異変に気付いて駆けつけると、はしごを登りプールに飛び込んで母親のもとへ向かった。そしてギャビン君は呼吸ができるようにローリーさんの顔を水面に出すように仰向けに抱えると、ゆっくりとはしごの方へ運んだ。
この間、動画には体が硬直したローリーさんの姿が映っており、発作に苦しんでいたことがうかがえる。ギャビン君はローリーさんを抱えたままはしごを登ろうとしたが、1人で運び出すことは難しかった。愛犬も心配そうにはしごを登ろうとしていたところに、ローリーさんの父親が駆けつけた。
ローリーさんの父親は隣の家に住んでおり、