スペインの遊園地で今月3日、ジェットコースターが機械の不具合により垂直の状態で一時停止してしまう事故が発生した。救助に時間がかかり、乗っていた乗客10人は約1時間も天を仰いだ状態で待機せざるを得なかったという。『The Sun』などが伝えている。
事故が発生したのは、スペインの首都マドリードにある遊園地「パルケ・デ・アトラクシオネス(Parque de Atracciones)」の人気アトラクションの1つ「アビスモ(Abismo)」だ。アビスモは地上約49メートル(160フィート)の高さから急降下し、最高時速105キロでひねりが加えられたコースを駆け巡るスリル満点のジェットコースターだ。
今月3日の午後9時過ぎ、10人の乗客がアビスモに乗り込みスリルを楽しんでいたのが、機械不具合が発生しジェットコースターは稼働中に一時停止してしまった。悪いことに停止位置は垂直降下のコースの途中で、乗客らは天を仰いだ状態で身動きが取れなくなってしまったのだ。
来園者の1人が撮影した当時の様子を捉えた動画には垂直になったままのジェットコースターの座席に座っている乗客の姿が確認でき、地上では停止したジェットコースターを心配そうに見上げる他の来園者の姿も映っていた。
この日の最高気温は37度を記録しており、