アルゼンチン在住の83歳の夫と35歳の妻との間に昨年9月、男児が誕生した。妻より48歳年上の夫は「愛する息子の成長をいつまで見届けられるか分からない」と最善を尽くし日々を大切に生きているそうで、このほど『Infobae』などに子育てや今後について語った。
アルベルト・コーミロットさん(Alberto Cormillot)は昨年9月17日、83歳にして男児エミリオ君(Emilio、生後9か月)の父となった。お相手はブエノスアイレスにあるアルベルトさんのクリニックで働き、2年間の大恋愛の末に2019年に結婚した栄養士のエステファニア・パスクィーニさん(Estefania Pasquini、35)で、不妊治療を経ての妊娠だった。
アルベルトさんは2017年に亡くなった前妻モニカ・アーボガストさん(Monika Arborgast)との間に、成人した息子2人と孫娘3人がいる。また栄養の専門家で博士号を持ち、これまでに国際会議やジャーナルで100以上の学術論文を発表しているほか、健康教育などの本を50冊以上執筆するなど業界では名が知れた存在だ。健康面では2012年に結腸がんと診断されたものの摘出手術が成功し、現在のところ問題はないという。
しかし83歳という年齢ゆえ、子育てに関しては「今日が最後かもしれない」という気持ちで積極的に参加し、「息子の成長を見届けることはできないだろう」と覚悟を決めているという。
「人生は永遠に続かないからね。その時が来るまでは息子に寄り添っていくつもりだよ。一日一日を精一杯楽しんで、息子の記憶に残るような思い出を作っていきたいんだ」と語るアルベルトさん。息子の将来に向けて実行していることについて、