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writer : momono

【海外発!Breaking News】オランウータンがパーム油会社の取締役に就任 タッチスクリーンで意思表示(マレーシア)

マレーシアのムンキーマジックパーム油社(Mun Kee Ma-Jik Bhd)は、同社の取締役特別顧問にオランウータンが就任したことを発表した。ボルネオ島の森林火災で両親を亡くした際に保護され、“アマン(Aman)”と名づけられたこのメスのオランウータンには、森の棲み処を追われ争いの絶えないオランウータンと人間との間に、実りある信頼関係を築く役割が期待されている。

森林火災で孤児となったこのオランウータンは、マレー語で平和を意味する“アマン(Aman)”と名づけられた。現在7歳のメスである。

彼女はとても物静かで、かつユニークな社交的な性格の持ち主である。その持ち前の社交性は、ストレスを受けた仲間のオランウータンとも交流できるとムンキーマジックパーム油社の最高持続可能性責任者(CSO)であるグリン・ウォッシャー博士(Gurin Woscher)は語る。

同社はこれまでに、東京ドーム約850個分のオランウータンの生息地である森を伐採してきた。そしてオランウータンの生息数はこの約50年で3分の2まで減少している。オランウータンは棲み処を守るため、森林を伐採するショベルカーやブルドーザーを攻撃することがある。この人間と非ヒト動物の争いは長く続いており、またさらに激しいものになりつつある。

通常は土地開発をする際、企業側は先住民の同意を得なければならない。しかしパーム油脂が採れる森の先住民は、長い争いを続けているオランウータンだった。

そこで同社が目を付けたのが、アマンの高い社交性スキルである。オランウータンコミュニティとの森林開発の同意への働きを、

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