ヘルメットを着用せずバイクの後部座席に乗っていた24歳の女性が昨年末、交通事故に遭い脳に損傷を負った。このほど女性の母親がメディアに写真を公開し、切ない胸のうちを明かしたうえで注意喚起した。『The Daily Star』などが伝えている。
トルコ西部のイズミルで昨年12月31日、2人乗りのバイクに乗用車が突っ込み、後部座席に乗っていたディラーラ・アルダノグリュさん(Dilara Aldanoglu、24)が重度の頭部外傷を負った。ディラーラさんはヘルメットを被っていなかった。
事故から5か月が経ち、母ヤセミンさん(Yasemin)が以前とは全く別人のようになってしまった娘の写真を公開、事故車の運転手への怒りやヘルメット着用の重要性を訴えた。
大学で研究員として働いていたディラーラさんはその日、家族を驚かせようと実家に向かっていた途中で、車のフロントガラスに頭を突っ込み、脳出血を起こして脳に損傷を負った。
ディラーラさんは今も人工呼吸器に繋がれてイズミルの公立病院の集中治療室に入院中で、このほど公開された写真では、頭蓋骨の一部が陥没したようになっているのが見て取れる。ディラーラさんの脳の腫れが酷いため、頭蓋骨の一部を外し圧力を脳の外に逃がす開頭外減圧手術が行われたようで、話すことも歩くこともできないという。
事故車を運転していたアイザ・イー(Isa E、26)は無免許運転で、