
その6か月後には鼻の形を整え、鼻先を長くする整形を行った。
その後は10年をかけて唇や顎の形を整えたり、頬骨の位置を下げる12時間に及ぶ手術などを受け、鼻にいたっては骨折のため3回もメスを入れたそうで、「在学中にクラブでダンサーとしてデビューが叶ってね。朝3~4時まで働き、翌朝8時半には学校に行って勉強することもあったよ」と多忙だった学生の日々を振り返った。
ただトランさんにとって整形は常に痛みとの闘いだったそうで、「手術台で手術灯に照らされて横たわっていたあの瞬間は決して忘れないよ。消毒薬の臭い、麻酔、包帯、そして自分のものとは思えないほど腫れた顔…。多くの人は『整形は依存症だ』と思っているようだけど、痛みに慣れることはないね。手術台の上で『手術を止めたい』と思ったことが少なくとも一度はあるよ」と明かしている。
しかしつらい経験を経て「整形前を知る人はほとんど認識できない」というほど別人に変身を遂げたトランさんは、「整形をしたことを全く後悔していない」と語る。
2015年に西南交通大学でデザインとコンストラクション・マネジメントの学位を取得し卒業したトランさん、現在はベトナムと中国を行き来しながらベトナムではファッション関係のビジネスを展開、中国では上海でファッションモデルとして活躍している。
整形については「新しい自分になったことで風向きが変わり、全てにおいてやりやすくなった。容姿のことで軽蔑したような態度を取られたり、嫌味な言葉を聞かなくなったし、いい仕事を得たことで家族のサポートもできる。それに自分の夢を実現している」と述べており、これから整形を考えている人にはこんなアドバイスをしている。
「僕は整形手術を推奨するわけではない。でももし手術で人生が変わり、自分に自信を持つことができると思うなら『やってみなよ!』と言いたいね。」
また冗談なのか本気なのか、これまでに整形に費やした金額を聞かれると「いくら使ったのかはわからないけど、アパートが買えるくらいになると思う」と笑った。
画像は『Kenh14 2019年12月9日付「10 năm trải qua vô số lần dao kéo, cậu bạn Đà Nẵng khiến dân tình kinh ngạc khi so ảnh CMND với hiện tại: Ủa, phải cùng một người hông?」』『Oddity Central 2022年4月11日付「Decade of Plastic Surgery Leaves Vietnamese Youth Looking Like South Korean Idol」』『Trần Đặng Phước Cường 2021年5月17日付Facebook「所有道别的方式里」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)