
サラさんはルーカス君を出産した。
サラさんは「ひとりの医師が『息をしている!』と言っていたのを覚えています。でも健康状態が良くなかったので『覚悟してください』と告げられました」と振り返った。
ルーカス君はその後、感染症や敗血症、肺虚脱など様々な病気を患い、何度か輸血も受けたという。厳しい状況だったにもかかわらず、次々と試練を乗り越えていくルーカス君は「ファイター」と呼ばれていたそうだ。
そして142日間の入院生活を経て体重8ポンド4オンス(3742グラム)にまで成長したルーカス君は今年3月6日、ついに退院し生まれて初めて自宅に帰ることができた。
そんなルーカス君の現在の様子について、サラさんはこのように語っている。
「出産後、早産になった原因を調べるため胎盤を検査に出しました。でも結局のところ原因不明のままだそうです。1年間は自宅でも酸素治療が必要になりますが、彼は本当に頑張っています。ルーカスが誕生したその日からサポートしてくれた病院の医師や看護師はみなさん素晴らしくて本当に感謝しています。息子の命を救ってくれたのですから、感謝してもしきれません。もし同じような経験をする親がいるならば、諦めずに希望を持ち続けてほしいです。私は最初から希望を捨てることはありませんでした。そしてそれが良い結果を招いてくれたと思っています。」
画像は『Liverpool Echo 2022年3月11日付「‘Miracle’ baby born at 23 weeks with ‘15% chance of survival’ finally arrives home」(Image: Sarah Chialton)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)