これまでもフライト中の機内で騒ぎを起こす乗客や乗務員が問題視されてきたが、このほどアメリカ国内を飛行中の機内で騒ぎを起こした男が身柄を拘束された。男は「後ろの席の女性が、針を使って自分のDNAを盗もうとした」と奇妙な発言をしていたという。『New York Post』『The Mirror』などが伝えている。
今月9日、米ニューヨークのラガーディア空港からフロリダ州オーランドに向かっていたフロンティア航空の1335便で、暴れ出した男が他の乗客らによって身柄を拘束された。男は「DNAが盗まれる」と奇妙な発言をした後「機内の乗客全員を叩きのめす」と脅し始めたそうだ。
『New York Post』によると、男は「こいつらが俺に手を出してくるんだ。俺のDNAを盗むために針を刺そうとしている」と叫び始め、男の後ろの席に座っている子連れの女性を激しく非難したという。その女性の息子は自閉症で、何度か男の席を後ろから突いたりしたようだ。
また乗客のひとりであるサバンナ・フィゲロアさん(Savannah Figueroa)によると、男は「奴らが何をしたいのか知らんが、金のために(DNAを)売ろうとしてるんだろ! 女だろうが子供だろうが関係ない。どっちも殴る! 誰だって関係ないからな。この飛行機に乗ってる全員叩きのめしてやる!」と叫んでいたという。
男が騒ぎ出したため機内には緊張が走り、駆けつけた客室乗務員が「何が問題なのか?」と男に尋ねて声を荒らげないように注意したところ、