このほどイタリアで、自宅で孤独死した70歳女性の遺体が発見された。女性は亡くなった当時、近所との交流もなかったことから2年以上も誰にも気づかれることがなかったという。『New York Post』『The Mirror』などが伝えている。

イタリアのロンバルディア州プレスティーネで現地時間4日、地元に住むマリネッラ・ベレッタさん（Marinella Beretta、70）の遺体が自宅から発見された。マリネッラさんは死後2年以上経っていたことから遺体はミイラ化しており、食卓の椅子に座ったままだったそうだ。

警察は当時、強風警報が発令されていたことで近隣住民から「マリネッラさんの庭の木が倒れそうで危険だ」と苦情の電話を受けたという。そして警察官がマリネッラさんの自宅を訪れたところ、彼女の遺体を発見したとのことだ。

その後の警察の調べで、マリネッラさんの死に事件性はないことが明らかになった。当時一緒に住んでいた家族もいなかったことから孤独死とみられている。また近所に住む住民は2019年9月以来マリネッラさんの姿を見ておらず、パンデミックが始まった頃に引っ越ししたと思っていたようだ。このことから警察は、マリネッラさんの死亡時期を2019年後半頃とみている。

死後から2年以上も誰にも気付かれることなく食卓の椅子に座ったまま亡くなったマリネッラさんのことを知った人たちからは、