先天性心疾患(CHD)の手術を受け、胸の真ん中に大きな傷痕が残る4歳の娘のために父はある日、自分の胸に娘の手術痕とそっくりのタトゥーを入れた。娘を思いやる父の気持ちは娘を笑顔にし、家族、そして多くの人の心を動かした。『People.com』などが伝えている。
米イリノイ州クリスタルレイクに住むローレンさん(Lauren)とマット・バッキーさん(Matt Backe、37)の間に2017年8月、第2子となるエヴァリーちゃん(Everly、以下ニックネームでエヴィちゃん、4)が誕生した。
エヴィちゃんはローレンさんが妊娠33週の時に行った検査で、非常に複雑な先天性心疾患(CHD)を患っていることが判明し、生後3日にしてイリノイ州パークリッジのアドヴォケイト・チルドレンズ病院で開胸手術を受けた。そして約1か月後に退院すると、その後の数か月間は自宅で経管栄養法と酸素療法を受けながら過ごした。
ローレンさんは「エヴィは1歳までに3回の開胸手術を受け、1歳1か月になるまで入退院を繰り返しました。病院のスタッフにはその間、私たちが自宅で娘をケアできるよう様々なことを教えてもらいました」と述べ、4歳になったエヴィちゃんについてこのように明かした。
「娘は保育園に通うことができるようになり、ダンスのレッスンを受けています。ただ疲れやすいうえ薬の量も多く、今後も手術が必要です。ただ現状では病気を根治することはできず、生涯にわたる観察が必要なのです。」
エヴィちゃんの心と体の負担はもちろん、家族にとっても大変な疾患であるCHDだが、そんななかマットさんは昨年、