世界遺産であるロンドン塔の周囲には、キビキビと行進しながらパトロールを行う近衛兵がいる。このほどそんなパトロール中の兵士の前で立ち止まってしまった男の子が、蹴飛ばされて踏まれてしまいそうになる事故が発生した。男の子を目の前にした兵士に歩みを止めようとする素振りは見られず、あまりに無慈悲な対応に「ここまでする?」など批判の声が殺到している。『The Guardian』などが伝えた。
英ロンドンにあるロンドン塔では、王宮警護を担う部隊の1つである「コールドストリームガーズ(Coldstream Guard)」がパトロールを行っている。彼らはライフル銃を片手に担ぎ、手足を揃えて機敏に行進する。
ロンドン塔には多くの観光客が訪れるが、同部隊は王宮警護を最優先事項としているため、観光客に対して無礼な対応を取ることでも有名だという。
こうした事実がありながらも、このほど同部隊の兵士が取った行動に多くの批判の声が集まった。問題の行動を捉えた動画には、ライフル銃を片手に2人の隊員が大きく腕を振って行進する姿が映っている。
周囲にいた人々は行進する兵士にぶつからないように次々と避けていくが、1人の男の子が立ち止まってしまった。それを見た兵士は「道をあけろ!(Make way!)」と怒鳴ったが、男の子は圧倒されてしまったのかその場から動くことはなく、