長い首に斑点の模様から、キリンのような風貌を持つアザワク犬の“ブロディ(Brodie)”のことを『The Mirror』『People.com』などが紹介している。ブロディは事故で脚を失うも、ある女性との出会いにより今では幸せに過ごしているという。また飼い主になったこの女性は、ブロディから学ぶこともあったようだ。
サイトハウンド犬種でグレーハウンドに近い姿を持つアザワク犬(Azawakh)は長い首が特徴だが、ブロディの首は事故によって失った前脚によりさらに長く見える。また独特の斑点模様も相まって、ブロディを見た人からは「キリンのようだ」と言われるそうだ。
ブロディは子犬だった頃に車に轢かれ、そのまま捨てられていたところをカタールでマーケティングコンサルタントをしているルイーザ・クルックさん(Louisa Crook)によって保護された。命は助かったものの、ブロディの左前脚は肩から先を切断せざるを得なかったという。
この“キリン”のようなユニークな風貌に、アザワク犬を知らない人からは好奇の目で見られることも多いそうだが、ルイーザさんは「こんなに美しい犬は目にしたことがない」としてブロディへの愛をこのように語っている。
「ブロディは、私が今まで見た中で最も美しい犬だと思います。私はサイトハウンドのファンで“アザワク”は大好きな犬種の一つです。」
「初めて見た時、ブロディは痛みを抱えて歩けない状態でしたが、私は(その美しさに)息をのみました。」
「この子を見た人たちからはいつも『なんて犬なの?』と聞かれます。この犬種を知っている人はあまりいませんから。脚を失ったブロディに何が起こったのかもね。」
「ブロディの首はとても長いのですが、肩がないために首のつけ根が細くなっていて、ある角度からはとんでもなく長く見えます。」
「だからときどき、1本の大きな首に3本の脚だけが付いているように見えるんです。」
現在は事故の傷もすっかり癒えたようで、