イギリス在住のある男子大学生が、7年前から続けている活動に多くの称賛の声があがっている。不幸にも幼くして亡くなってしまった子供たちのために毎年、墓地にクリスマスプレゼントを届けている彼は、今年もボランティアの協力を得て1909個のテディベアを贈ったという。『The Mirror』が伝えた。
英スタッフォードシャーのヘッドネスフォードに暮らすオーウェン・オズボーン・ウィリアムズさん(Owen Osborne-Williams、17)は毎年クリスマスの時期になると、あるお墓にプレゼントを届けている。
今から7年前、当時10歳だったオーウェンさんは亡き叔母デニスさん(Denise)の墓参りのためセントピーターズ教会(St.Peters Church)を訪れた。その際、墓地の一画に赤ちゃんのお墓があることに気がついた。
不幸にも1歳の誕生日を迎える前に亡くなった乳児たちが眠るその場所には、クリスマスの時期だったにもかかわらずプレゼントが置かれていなかったそうだ。
オーウェンさんの父親ダミアンさん(Damian)は、当時のことをこう振り返った。
「教会でオーウェンが赤ちゃんたちのお墓を見つけたのですが、そこにはクリスマスプレゼントがなくて。亡くなった赤ちゃんたちのために何か置くことはできないかと聞いてきたんです。それで息子が持っているテディベアのなかからいくつかプレゼントすることにして、ぬいぐるみが濡れないようにフリーザーバッグで包んで赤ちゃんたちのお墓にお供えしました。オーウェンはその後、母親のメアリー(Mary)にFacebookでぬいぐるみなどを寄付してくれる人がいないか呼びかけてほしいと頼んでいました。」
オーウェンさんの行動は町中に知れ渡り、