海外発!Breaking News

writer : hanako

【海外発!Breaking News】亡き夫の子供を望む妻、書類不備で凍結精子が使えず裁判へ(英)

彼の意志を示す十分な証拠がないために断られてしまったのだ。

ジェイドさんはこのように明かした。

「11年前に初めて精子を凍結した時の書類に私の名前がないという理由で、それを使用するには裁判が必要だと言われました。直近の書類には私の名前が書かれているにもかかわらず、原本にだけ書かれていなかったのです。そのために私が裁判所に何かを証明しなければならないなんて…。これは2人で計画していたことで、私たちは赤ちゃんの名前を考え、子供部屋をどうするか、どんなベビーカーを買うか、そんなことばかり話していました。残念ながらダニエルは亡くなりましたが、彼は私の夫であり、私は彼の子供が欲しいのです。」

「書類の原本に私の名前がないという法的な意味は十分に理解しています。ダニエルは生前『精子提供の書類にはジェイドの名前が書いてあるから好きにして』と言っていました。でもそれが間違いで、それでもその後は彼と私は共に署名しているし、そして何より彼は私の夫です。常識で考えれば分かる話です。ダニエルの子供を産むことは私にとってこの上なく大事なことなのです。それなのに裁判だなんて…もし裁判官がダメだと言ったら私はどうすればいいのでしょう。考えただけで胸が張り裂けそうです。だってそれはダニエルを再び失うということですから。」

なおこの裁判にかかる多額な費用は慈善団体「Brain Tumour Research」が支援するそうで、同団体の責任者であるヒュー・アダムス氏(Hugh Adams)は次のように述べている。

「夫婦として家族を築こうとするなか、ダニエルさんが亡くなり、ジェイドさんはひとりで未来に立ち向かうことになってしまいました。クリスマスとダニエルの命日を迎えるにあたり、ジェイドさんに幸運が訪れるよう願っています。」

2019年に亡くなったダニエルさん(画像は『The Daily Star 2021年12月8日付「Grieving widow can’t use dead husband’s sperm for IVF after paperwork blunder」(Image: Brain Tumour Research / SWNS)』のスクリーンショット)

なおこのニュースに関して世間からはジェイドさんを励ます以下のようなコメントが届いている。

「使われたくなければ凍結保存していないだろうし、夫婦で子供を望んでいたのに裁判とは。この国はどうなってるんだ?」
「なんて残酷なの。誰か彼女を助けてあげて。」
「彼女に任せておけば間違いない。誰も異議を唱えることはできない。」
「この裁判が単なる形式的なものであってほしい。彼女に幸あれ。」
「なんて馬鹿げているんだ。こんなことをして儲かるのは弁護団だけ。彼女は経済的に苦境に立たされることになる。」

画像は『The Daily Star 2021年12月8日付「Grieving widow can’t use dead husband’s sperm for IVF after paperwork blunder」(Image: Brain Tumour Research / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

亡くなったダニエルさんとの子供を望むジェイドさん(画像は『The Daily Star 2021年12月8日付「Grieving widow can’t use dead husband’s sperm for IVF after paperwork blunder」(Image: Brain Tumour Research / SWNS)』のスクリーンショット)

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