海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】毎年恒例カニの大移動 専用の橋を渡り海へ向かう光景に「地球上で最も驚くべき出来事の1つ」(豪)<動画あり>

毎年11月になると、オーストラリアのある離島で奇妙な現象が発生する。何百万匹という膨大な数のカニが森から現れて道路を赤く埋め尽くし、一斉に海に向かって大行進を始めるのだ。何度見ても驚いてしまうこの光景には、専門家も「地球上で最も驚くべき出来事の1つ」とコメントしている。『9News』などが伝えた。

カニの大行進が見られるのは、豪西部パースから北西約2600キロのインド洋に浮かぶクリスマス島だ。現在約2000人の住民が暮らしているクリスマス島の大きさは約135平方キロメートルで、東京都の2193.96平方キロメートルと比較すると小さな島であることが分かる。

普段は森の中に生息しているこの真っ赤なカニ(アカガニ)たちは、交尾や産卵を行うために雨季が始まる10~11月頃から一斉に海に向かって移動を始める。最初に雄ガニが動き出した後に雌ガニが続き、何百万匹というカニたちが行進していく。

潮風に導かれるようにして海へ向かうカニたちは、道路や民家の前なども関係なく一直線に突き進んでいく。道路が赤く染まってしまうほど大量のカニが現れるため車の通行ができなくなり、この時期は一部の道路が封鎖される。毎年のことなので「カニの大移動のためこの先通行禁止」と書かれた専用の看板まで作られている。

しかし全ての道路を封鎖してしまうと、地元民たちの生活が成り立たなくなってしまう。そこで一部の道路にはカニ専用の大きな橋が架けられている。道路の両側にはカニが横断してしまわないように壁を作り、

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