アメリカで今月10日、信号や遮断機のない踏切でAmazonドライバーの車が走行中の電車と接触する事故が発生した。事故直後の写真には真っ二つになってしまった車体が写っていたが、幸いにも運転手は無事だった。この日が誕生日だったという運転手は『WISN』のインタビューで「生きているのが信じられないよ」などとコメントし、当時の心境を明かした。
事故は米ウィスコンシン州ミルウォーキー西部にあるリバー・バレー・ロードで発生した。事故直後の写真には、機械で半分に切断したのかと勘違いしてしまうほどキレイに真っ二つになった車が線路のそばに写っていた。
この車を運転していたのは、Amazonドライバーとして働いているアレクサンダー・エヴァンズさん(Alexander Evans)。アレクサンダーさんは当時、配達のためにこの踏切を渡ろうとしていた。
問題の踏切には信号や遮断機が設置されておらず、通行する際には左右を見て安全を確認してから横断する必要があった。アレクサンダーさんはしっかりと確認して横断を始めたが、左側から電車が来ていたことに気付くことができなかった。
アレクサンダーさんが電車の存在を見逃してしまったのには理由がある。この踏切周辺の道路は、左側からやってくる電車が見えにくい地形となっていたのだ。アレクサンダーさんは画像に赤線で自分が通った道筋を記入しており、その詳細を説明している。
その道のりでは1列の植木を挟んで線路と平行に道路を進んだ後、左折して線路を横断する必要がある。しかし左折する際の角度が急なために、