このほどインドで、鉄道職員の男性が列車が迫り来る中で線路に転落した子供を無事に救出し、表彰を受けることとなった。当時の様子を捉えた監視カメラの映像には、向かって来る列車に怯むことなく救助に向かう男性の姿があった。人々は彼を「ヒーロー」と称賛している。『Business Today』『CNN』などが伝えた。
インドのムンバイにあるバンガニ駅で現地時間17日、6歳の子供がホームから線路に転落して迫り来る列車に危うく轢かれそうになった。この危機から子供を救ったのが、インド国鉄の職員であるマユール・シェルクさん(Mayur Shelkhe、30)だった。
当時の救出劇を一部始終捉えていた監視カメラの映像には、大人と子供が駅のホームを並んで歩く様子が捉えられていたが、子供が誤って線路に滑り落ちてしまった。一緒にいた大人は慌てふためきながら子供に這い上がってくるように呼びかけているが、子供はホームに上がることができずにいた。
その直後、列車がやって来てこのままでは轢かれかねない状況だった。するとその時、線路内を全速力で駆け寄る男性がいた。同駅の職員であるマユールさんだった。
マユールさんは、列車が迫り来る中で子供を抱き上げてホームの上へと押し上げた。そして自身も線路からすぐに避難し、その1~2秒後に列車がホームを通過していった。あわや大惨事となるところを、マユールさんは身を挺して子供を救ったのだ。
そんなマユールさんは後日、