ロシアのゴミ処理場でベルトコンベアに流れてくるゴミを分別していた作業員が、軟らかい物が入ったと見られるビニール袋に気付いた。中を確認すると生きた猫が入っており、健康状態もよく最近まで飼われていたようだ。近年はこのように動物が捨てられるケースが増えており、飼い主を探すのは不可能に近いという。ゴミ処理場の責任者は「どうかペットを捨てないで」と悲痛な声をあげている。『The Moscow Times』などが伝えた。
ロシア西部に位置するウリヤノフスク州ウリヤノフスクのゴミ処理場「Gorkomhoz」で今月21日、ゴミに紛れた猫が救出される瞬間を監視カメラが捉えた。
映像には中央のベルトコンベアを挟んで、5人の作業員が流れてくるゴミを分別している様子が映っている。右側中央で作業していたミハイルさん(Mikhail)がビニール袋を掴んで確認するために開けると、中から生きた猫が出てきたのだ。
発見当時について、ミハイルさんは「ビニール袋が動いていたり、猫が鳴いたりした様子はありませんでしたが、何か軟らかいものが入っている袋があるなと思いました。少し袋を開けてみると、そこには私を見つめる目があったんです。破砕機に巻き込んではいけない金属を取り除くため袋の中を確認する必要があり、私はただ自分の仕事をしていました」と語る。
ベルトコンベアの先にはゴミ細かくする破砕機が設置されており、