米カリフォルニア州で今月8日、橋から約46メートル下の湖に飛び降りようとした男性を、近くで説得にあたっていた保安官事務所の巡査長が間一髪で救出した。男性を救ったのは、巡査長の素早い判断と鍛え上げた腕だった。『ABC10』などが伝えている。
米カリフォルニア州のトゥオルミ郡保安官事務所に今月8日の午前0時頃、「男性が橋の上から飛び降りようとしている」との通報が入った。
保安官事務所からはすぐに捜査員が出動したものの、男性が地元のどこの橋にいるのかがわからずに捜査は難航した。
午前3時、捜査員らはニューメロネス湖にかかるパロッツ・フェリー・ブリッジ(Parrotts Ferry Bridge)の近くで、男性のものとみられる車を発見した。しかし男性の姿は見当たらず、午前7時になると隣接するカラベラス郡の保安官代理やレスキューチーム、巡視船なども加わって大掛かりな捜査が行われた。
そして通報から10時間後、トゥオルミ郡保安官事務所のアンドリュー・ロング巡査長が、車が発見されたパロッツ・フェリー・ブリッジに立っている男性を発見した。
ロング巡査長は約10分間、約46メートル(150フィート)下の湖に飛び込もうとする男性の説得にあたったものの、男性は巡査長から少しずつ離れると一気に柵を乗り越えた。
男性から12メートル(40フィート)の距離に立っていたというロング巡査長は、