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writer : ac

【海外発!Breaking News】15歳で酸攻撃を受け「生きたまま焼かれたような苦しみ」を味わった女性、人をインスパイアする“戦士”に(印)<動画あり>

酷い痛みから母親に「お願いだから毒をちょうだい」と懇願したこともあった。そうして感染症と闘いながら数度の皮膚の再建手術を受け、5年間をベッドの上で過ごした。

それでも傷口は次第に乾き、ラニさんは皮膚が癒えていくのを感じた。また感染症の治療で入院をしていた2014年、病院に頻繁に出入りしていたサロージ・クマール・サフーさん(Saroj Kumar Sahoo)と出会って恋に落ち、2018年のバレンタインデーに婚約した。

「家族や周囲の理解を得るのには時間がかかった」と語る2人だが、その後一緒に暮らすようになり、今年3月1日に結婚した。かつらを被り綺麗にお化粧したラニさんの結婚式には酸攻撃のサバイバーを含む1000人以上が出席、2人の門出を祝っている。

結婚式の日のラニさんとサロージさん(画像は『pramodini_roul 2021年3月16日付Instagram「Marriage is the union of two souls」』のスクリーンショット)

ラニさんはサロージさんとの結婚を「生きる希望」と明かし、「彼はありのままの私を愛し、幸せな人生になるように常に元気づけてくれるのです」と述べている。また酸攻撃から9年後、ラニさんは左目の角膜移植手術を受けて視力が20%回復しており、「たった20%でも暗闇から抜け出すことができたのは私にとって大きな進歩」と喜びを露わにしている。

ラニさんのありのままを愛してくれるというサロージさん(画像は『pramodini_roul 2021年8月3日付Instagram「जब मैं पूरी तरीख से टूट चुकी」』のスクリーンショット)

そんなラニさんは現在、インドで酸攻撃を受けた人たちのサポートを行うNGO団体のリハビリ施設でサロージさんと一緒に働いている。また自身をモチベーショナルスピーカーと呼び、SNSに多くの写真を投稿し次のように綴っている。

「酸攻撃で私の人生は全く違うものになってしまいました。でも私は被害者であって自分に落ち度はないのです。だから悲観せず、人生を美しいものにしたいと思います。私は“戦士”です。常に前を向き、人をインスパイアできる存在でありたいのです。」

なお警察は2012年、「容疑者が確認できない」とラニさんの酸攻撃の捜査を打ち切っていた。しかしラニさんの“正義を求める声”に応え、2017年8月に再び捜査を開始、サントッシュは同年11月にバイクの運転手と共に逮捕されている。ただ未だに判決は下されていないという。

逮捕された男2人とラニさん(画像は『pramodini_roul 2021年8月2日付Instagram「जो भी था, जैसा भी था, मेरा」』のスクリーンショット)

ちなみに統計調査データベース『Statista』によると、インドでの酸攻撃は報告されているだけで2018年に228件、2019年に249件、2020年に182件に上り、酸の販売規制の徹底や加害者への刑の厳罰化を求める声があがっている。

画像は『pramodini_roul 2021年11月17日付Instagram「@Repost」、2021年3月16日付Instagram「Marriage is the union of two souls」、2021年8月3日付Instagram「जब मैं पूरी तरीख से टूट चुकी」、2021年8月2日付Instagram「जो भी था, जैसा भी था, मेरा」、2021年9月1日付Instagram「लाइफ का एक simple」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

「前向きに生きよう」と語るラニさん(画像は『pramodini_roul 2021年9月1日付Instagram「लाइफ का एक simple」』のスクリーンショット)

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