
カートさんは体の変化に心が追い付いていかずうつ状態に陥った。
カートさんは当時の自分を次のように振り返る。
「全身の皮膚がボロボロと剥がれ落ち、炎に包まれているかのような痛みに襲われた。次々と新しい皮疹ができ、水疱瘡よりも酷い状態だった。それだけじゃない。常に寒くて震えが止まらず、手や足の爪まで抜け落ちた。」
「そのうち滅多に外出しなくなり、まるでモンスターのようになった自分を醜いと感じるようになったんだ。」
そんなカートさんをサポートしたのは家族や友人だったそうで2018年7月、1年以上投稿を止めていたInstagramを再開すると病気を告白、その後はユニークな体を武器にモデルの仕事に活路を見出した。
カートさんは「家族や友人の愛がなかったら今の自分はいないと思う。自分を受け入れるようになるまでに1年もかかったけど、こうして生きていられるのは奇跡だと感じるよ」と述べると、これまでの葛藤をこう吐露した。
「正直に言うと、禿げてしまうことには常に抵抗感があったけど、白斑を嫌だと思ったことはないんだ。症状が進んでからは頭部だけでなく眉毛、まつげなど全身の体毛がなくなる全身脱毛症になってしまってね。もちろん最初は戸惑ったけど、今はそんな自分の全てを受け入れて愛することができるようになった。それに僕の皮膚はとてもスムーズで美しいと思っている。」
「病気の痛みは思い出すだけでもつらいけど、完全に回復してからは全てがいい方向に走り出した。自分がモデルをしているなんて今でも信じられない気持ちだね。ただ今の自分はパワフルで、力強く、美しいと感じる。常に進化している現代社会では多様性こそ重要だと思っているよ。」
なおカートさんには「よく乗り越えた!」「こんな副作用がでるなんて驚いた」「家族や友人の愛に感謝だね」「まるで蝶のように美しく変身したと思う」「医師の処方に問題はなかったのか?」「精神的にかなりつらかったと思う。これからの人生を楽しんで」「内も外も美しい!」「ハンサム!」「ゴージャス!」といった声があがっている。
画像は『KirtusKwincy 2016年5月9日付Instagram「Mothers Day.」、2018年10月18日付Instagram「Life can always change」、2020年9月25日付Instagram「Alopecia Awareness Month」、2021年6月26日付Instagram「Bak in Blood」、2021年9月6日付Instagram「It is always a great privilege to share my story.」、2021年10月22日付Instagram「it just FEELS as good as it LOOKS」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)