10月はピンクリボン月間だが6日、乳がんと闘うタレントで声優の矢方美紀(29)がオンライントークセッションに登場した。7年半所属したアイドルグループ「SKE48」ではチームSのリーダーを務めたこともある矢方。2018年4月、25歳のときにステージ2Bの乳がんにより、左乳房全摘出・リンパ節切除の手術を受け、現在も治療中の矢方が、がん治療中のアピアランス(見た目)の悩みとその克服方法などについて、自身の経験を踏まえてトークを繰り広げた。
「FWD富士生命乳がん月間 オンライントークセッション~コロナ禍におけるアピアランスサポートと私たちが今出来ること~」に出席した矢方美紀。がん治療で抗がん剤を使用する場合に、アピアランス(見た目)の悩みでよく知られるものに脱毛があるが、矢方も当時「自分に合うウィッグがなかなか無くて大変だった」という。最初は化繊100%のウィッグをインターネットで購入したが、「イメージ画像と全く違って、前髪がバーコードみたいになっちゃって。早く家に帰りたい」と意気消沈してしまったそうだ。
しかし自分に合う快適なウィッグを見つけてからは「気持ちが前向きに変わっていった」と言い、それまではウィッグが気になってしまい気持ちが落ち着かなかったが「日々の生活で他のことに集中できるようになった」とも明かした。それでも使い始めは「ウィッグが飛んでいかないか」「ウィッグだとバレていないか」などが気がかりだったが、「ウィッグをかぶっていた方が可愛い」と言われたり、街で「カットモデルになりませんか?」と勧誘を受けたこともあったそうだ。「全然バレていない」と見た目の自信につながったという。
また脱毛では他にも眉毛やまつ毛などの毛も抜けるが、