エリザベス女王(95)が、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた礼拝に杖をついて出席した。女王が杖を使って歩く姿が目撃されたのは、膝の手術を受けた2003年と回復後の2004年以来17年ぶりとなる。今回は健康上の問題ではなく「心地良さのため」に杖を使用したと報じられている。
エリザベス女王が現地時間12日、娘のアン王女(71)と共にウェストミンスター寺院で開催した王立英国在郷軍人会の100周年を記念する感謝礼拝に出席した。
この日、寺院前に到着したリムジンから女王が降りると、付き添ったアン王女から杖が手渡された。女王はブルーのロングコートと同色の帽子を身にまとい、黒い手袋と靴を合わせていた。片手には女王のシグネチャーとして知られる黒いハンドバッグを提げ、片手には手渡された杖をついて寺院の入口へと向かった。
女王は杖に頼り切らず自由に歩いている様子だったが、従来の西側扉ではなく詩人コーナーの入り口を経由した近道から入場した。
このたび女王が杖を使ったことについて、米メディア『Page Six』の情報筋は「女王の心地良さのためです」と明かした。女王に怪我や健康上の問題があるかについては明らかではないが、寺院の入り口が石畳であり平坦ではないことが女王の決断に影響を与えたともみられている。
エリザベス女王が公の場で杖を頼りに歩く姿が見られたのは、