スコットランドでの夏季休暇を終えたエリザベス女王が、バッキンガム宮殿に戻って公務を行った。女王はエドワード王子とともに2022年コモンウェルスゲームズのバーミンガム大会に向けた「クイーンズ・バトン・リレー(The Queen’s Baton Relay)」を開始。バトンには女王からのメッセージを記した手紙が入れられた。
現地時間7日、エリザベス女王と女王の第4子エドワード王子が4年に一度行われる「クイーンズ・バトン・リレー」をスタート地点であるバッキンガム宮殿で開始した。
コモンウェルス(英連邦)首長であるエリザベス女王はコモンウェルスゲームズ連盟のパトロンも務めており、エドワード王子は副パトロンに就任している。
クイーンズ・バトン・リレーは、英連邦の国や地域のアスリートが参加して4年ごとに開催される総合スポーツ競技大会「コモンウェルスゲームズ」に向けたもので、294日をかけてバトンが参加国や地域を巡ったあとに開催地バーミンガムへ届けられる。
女王は毎回、バトンに入れる特別なメッセージを記すのが恒例となっている。手紙は最先端技術を駆使した「スマート・バトン」に自動的に封印され、2022年7月28日に英バーミンガムで開催するコモンウェルスゲームズの開会式で読み上げられるという。
この日、バッキンガム宮殿の中央ゲート前では女王がパラリンピックの金メダリスト、カディーナ・コックス選手にバトンを手渡し、リレーがスタートした。
続いてバトンはスカッシュのイングランド代表デクラン・ジェームズ選手、金メダリストボクサーのローレン・プライス選手へ手渡されて人々に引き継がれていった。
女王はオレンジ色のロングコートに同色の帽子を着用し、