子供の頃からずっと肥満だった豪シドニー出身の女性が3年前、「自分を変えたい」と胃の約80%を切除した。女性はこれまでに約93キロ(205ポンド)の減量に成功しており、SNSでありのままの自分を晒し人々をインスパイアしている。『Truly』などが伝えた。
米ネバダ州ラスベガスに約13年前から暮らすケイラ・ラヴェンダさん(Kayla Lavende、36)は幼い頃からずっと肥満体型で、2人の姉と常に比べられてきた。様々なダイエットを試しては栄養士の指導を受けてきたもののいつもリバウンドし、減量が上手くいったことはなかった。
実はケイラさんは甲状腺の疾患を抱えており、体重が簡単に増えてしまう。そのうえ父親がイタリア人だったこともありパスタ料理、パン、ピザなどの炭水化物を爆食いしてきた。
「おやつはいつもチップスだったの。それも一度にファミリーサイズの大袋をひとりで全部食べてしまうこともあったわ」と語るケイラさん。そんな生活で痩せられるはずもなく、30歳を過ぎると体重の増加が止まらなくなった。
ケイラさんは「身長160センチの私が、一時は約155キロ(342ポンド)まで増えてしまってね。それまではどんなに太っていても持ち前の明るさで乗り切っていたのに、だんだん体重に自分がコントロールされるようになってしまったの」と話すと、「自分を変える」という一大決心をするきっかけになった出来事についてこのように明かした。
「まず自分の命に関わる車のシートベルトを締めることができなくなったの。そしてロサンゼルスの姉を訪ねるために利用した飛行機の中で、悲しくて、つらくて、恥ずかしい人生最悪の経験をしたのよ。」
「当時の私は、身体を横にしても飛行機の通路を通ることができなくてね。どうしても周りの人にぶつかってしまうわけ。座席は2人分必要で、ホテルについてから泣き続けたわ。そして『もう絶対にこんな思いをするのは嫌。私は変わるんだ』って思ったの。」
こうしてケイラさんは2018年6月、