南アフリカ・ダーバン南部にあるイジンボコドゥウェニ(Ezimbokodweni)で、2歳男児が保護された。男児は祖母が買い物に出かける時、家の外を出歩かないよう首に犬用のロープを付けられていた。しかしこの件に関して、「これは祖母の愛情の結果」「なぜ誰も助けないのか」と祖母を擁護する声が多くあがっている。『Witness – News24』などが伝えた。
8月29日、この地方の区議員であるタビシレ・ズングさん(Thabisile Zungu)は近隣住民から「子供が首にロープを付けられている」という児童虐待と思われる通報を受けた。ズングさんや警察がその家に行き、男児を発見、警察官が男児を保護した。同じ家には小学6年生、高校3年生になる子供もいた。男児の首に巻かれたロープは、家の外にある木枠に繋がれており、食べ物や飲み物もなく炎天下に放置されている状態だった。まるで犬のような扱いの男児を見た人が「虐待を受けている」と思い、警察に通報したという。ここには子供たちの祖母(73)が住んでおり、祖母は外出中に男児が近所をうろつかないようにロープに繋いでいたのだろう―とズングさんは話している。
この祖母には娘がいたが、その娘が亡くなったため、祖母が娘の子供たち3人の面倒を見ることになったようだ。クワズール・ナタール州警察の警部グワラさん(Nqobile Gwala)によると、祖母は警察へ連行され、児童保護班および性犯罪班がこの件の調査を始めた。しかし9月1日に祖母が家にいるところを目撃されており、